FTXは仮想通貨取引所ですが、FTXの大きな特徴は国内取引所で扱われていない金融商品を取引できるということです。
特に仮想通貨界隈で話題になっているレンディングというサービスを利用できるのは大きな魅力です。
レンディングとは仮想通貨を使った金融サービスの一種で、仮想通貨を取引所に貸し出すことで金利を受け取ることができる仕組みになっています。
この記事ではFTXの口座開設方法やレンディングを行う方法について解説していきます。
FTXで口座開設する方法
海外の仮想通貨取引所というと何だか難しそうというイメージを持たれる方もいるかもしれません。しかし、FTXで口座開設することは決して難しくありません。
アカウント登録
FTXの公式サイトを開いたら、登録フォームが表示されているはずです。もし登録フォームが開いていなければ、「Resister」ボタンをクリックしてください。
登録フォームにはメールアドレスとパスワードを入力していきます。パスワードは8文字以上、大文字と小文字、数字、記号をすべて含めて作成する必要があります。
その後、ロボット否認の「Click to Verify」ボタンと利用規約への同意「I agree to the FTX Terms of Service」にチェックを入れます。
ロボット否認のパズルを完成させたら、右下の「SIGN UP」ボタンをクリックしてください。
2段階認証の設定
仮想通貨の世界では残念ながらハッキングの被害が報告されています。滅多に起こることはありませんが、より安全に取引所を利用するためにも2段階認証の設定は必ず行いましょう。
FTXの登録後の画面右上にある設定ボタンをクリックし、「Two-Factor Authentication」画面を開いて「AUTHY/GOOGLE AUTHENTICATOR」ボタンをクリックしましょう。
Google認証のアプリを用意し、QRコードを読み取ってください。アプリに表示された6桁のコードを赤枠の「Authy/GA 2FA Code*」に入力します。
2段階認証が完了したら、安全な状態で取引所を利用できるようになります。
個人情報の入力
FTXは登録するだけでも利用できますが、入出金に制限がかかります。制限を解除するには個人情報を登録したり、本人確認書類をアップロードする必要があります。
「Identity Verification」⇒「ENABLE TRADING AND DEPOSITS」の順番にクリックします。
Verification Typeでは「Individual」を選択してください。さらにフルネームや居住国、都道府県をローマ字入力しましょう。
次に電話番号を入力しSMS認証を行います。「REQUEST SMS CODE」ボタンをクリックしたら、送られてきたSMSコードを空欄に入力します。
そのほか、生年月日などを入力して一番下の「SUBMIR INFORMATION」ボタンをクリックしてください。
本人確認書類のアップロード
FTXではJumioというサービスを通して本人確認書類のアップロードを行うことができます。「INCREASE WITH・・・FIAT」ボタンをクリックします。
「Start」ボタンをクリックして、IDのアップロード手続きを進めて行きましょう。
書類の発行された国と書類の種類を選択しましょう。「Identity card」とはマイナンバーカード(個人番号カード)のことです。
スマホで手続きを進める場合は「Continue on mobile」を選択します。PCで手続きを進める場合はWEBカメラが必須です。PCの場合は「Take photo using webcam」をクリックしましょう。
アカウント登録、2段階認証の設定、個人情報の入力、本人確認書類のアップロードまで完了したら、FTXのレンディングサービスを利用してみましょう。
FTXでレンディングを行う方法
ここからはFTXでレンディングを行う方法を解説していきます。
PCでレンディングを行う方法
FTXでレンディングを行う場合、ログイン後の画面で「Borrow/Lending」をクリックします。
レンディングサービスを受けることができる通貨一覧が表示されます。法定通貨ではUSD、その他ステーブルコインのUSDT、仮想通貨でサービスを受けることが可能です。
レンディングしたい通貨の右横にある「LEND」ボタンをクリックして、手続きを進めて行きましょう。
預け入れたい金額を入力して「SAVE」をクリックすれば手続きが完了します。
この中で「Minimum Hourly Rate」や「Minimum Yearly Rate」という聞きなれない言葉が出てきますが、これは1時間ごとの最低金利のことです。任意で設定することになりますが、高く設定すると借り手がつかなくなるので、ほどほどの%に設定する必要があります。
「SAVE」をクリックした後、レンディングした銘柄の数量が表示されているか確認してください。もしレンディングをストップしたい場合、「STOP LENDING」をクリックします。
スマホアプリFTX(旧Blockfolio)でレンディングを行う方法
アプリでレンディングを行う場合も、FTX(旧Biockfolio)
で登録手続きを完了させている必要があります。登録手続きはスマホアプリからOKです。
登録を完了させたら、アプリでレンディング機能をオンにしましょう。設定画面を開きます。
設定画面が表示されたら「プロフィール」ボタンをタップしてください。
プロフィール画面では「資産で利益を得られます」のボタンをタップしましょう。
「利益獲得を開始」のボタンをタップすると、レンディングの開始です。
「入金」ボタンをタップしましょう。
入金方法一覧が表示されるので、どれか選択して下さい。暗号通貨の場合は、他の取引所や暗号通貨専用ウォレットから通貨を送金することになります。
今回は暗号通貨による入金を選択してみます。入金する通貨を選択しましょう。
ビットコインを選択したらBitcoinアドレスをコピーして、送金元の所定の個所に入力します。
送金手続きが完了したら「完了」ボタンをタップしてください。
送金が完了したら自動的にレンディングがスタートします。
レンディングの注意点
レンディングは通貨を預けるだけで利益を得られるということで、非常に魅力的なサービスです。一方で、注意点もあります。最後にレンディングの注意点を押さえて、レンディングを上手に活用しましょう。
仮想通貨の価格変動のリスクがある
レンディングの途中、仮想通貨を売買することはできません。もし下落に巻き込まれてしまうと、金利によって得られる利益が評価損によって相殺されてしまう可能性があります。
大暴落に巻き込まれそうと感じたら、レンディングをストップする判断力も求められるでしょう。
取引所が倒産すると戻ってこない
こちらは滅多にあることではありませんが、FTX自体が倒産してしまうと預け入れている資金が戻って来ない可能性があります。
FTXという取引所は一定の信頼性がありますが、ハッキングなどの被害によって大きなダメージを受ける可能性もないわけではありません。取引所倒産のリスクはゼロでないことを頭に入れて、FTXに預け入れる金額を決定しましょう。